先日買ってまだ読了してないんだけど、かなり衝撃を受けました。

失敗の本質―日本軍の組織論的研究 (中公文庫)


無題


元より勝てる戦争ではなかったとはいえ、有利な状況で和解を成立させることもできたはずの太平洋戦争が、なぜ無茶苦茶な戦い方をし、終わりを迎えたのか。

結論部分を読み終えてないんで、最終的にはどうなんだという事はまだ分かりませんが、最終章の走りまで読んだところでは、「あいまいな戦略目的」「短期決戦の戦略志向」「空気の支配」という事が指摘されています。

明確な目的を持って、計画的かつ連携して事を進めた連合軍との対比が強烈です。

対して、日独伊で同盟を結んでいたのにもかかわらず、連携できなかったとか・・・

この傾向、なんだか戦後の日本の組織にもあるぞ!

って思った。

目的がはっきりしないので、組織の下の方では目の前の作業をこなすことしか考えられないとか、スタートは勢いよく始まった企画が、ある程度成功したにもかかわらず尻すぼみになるとか、言わなくても分かってくれてるはずだとか、よく見聞きします。

それなら有利な状況で終わらせればいいのに、過去の成功の幻を引きずってズルズルと続けてしまう。

他の組織との連携がうまくいかないので独自の線で走ってしまうとか・・・

国民性って言うか、日本型組織の弱点って事でしょうね。

日本が成熟した社会で行き詰まりだなんて思っていた事自体、幻想に惑わされていたんでしょうね。

それは、同時に成長の余地がたくさんあるって事なので、益々意欲が湧いてきます。