今読んでる「HARD THINGS」(日経BP社)。

hd


この本の308ページで、

「戦時の企業の行動の典型は、1980年代半ばにアンディ・グローブが日本の半導体産業の圧倒的な圧力を受け、インテルをメモリー事業から撤退させた決断に見られる。このときの競争圧力はインテルを破産寸前に追い込んでいた。インテルには売り上げの80パーセントを占めるコア事業から撤退する以外の選択肢が残されていなかった。」

と、書かれていました。

バブル期に日本の企業が、あのインテルを破産寸前まで追い込んでいたとは!

そういえばエコノミックアニマル(褒め言葉だった?)とかいろいろ言われていた時代がありましたね。

政治介入が無ければあのままどうなっていたのか分かりませんけど素直に日本凄いと思った。

どんなにうまくいっていてもバランスが崩れれば他のところで問題が起きるわけですが、あのころの経験が適当に不況を保ちながら実は成功してるってのがいいのかなってイメージを残したのかな?

景気の停滞と言う消極的な報道と、それを促進するかのような増税は中小企業の疲弊をもたらしたかもしれませんが、不況下の日本は結果として中国の発展を助けたし、今でも日本発のアニメなどは世界的に好調みたいだし、全体としての日本の実力は今でも凄いと思う。

元々の奥ゆかしさなのか、叩かれてしたたかさを身に着けたのかあまり表には出てきませんけど。

もっと自信を持っていいんじゃないかな?