これを読みました。
「じつはもっと怖い外食」
以前、家で作るハンバーグがどうしてもファミレスのようにならないって思ったことがありましたが、あれは肉ではなかったんだって納得しました。
著者がファーストフード店、居酒屋、ファミレスなどで出てきた食事について原材料や作り方に意見を述べているところが興味深い。
加えて業界で働く人たちへのインタビューは衝撃的でした。
「納品された長ネギは、絶対に洗いません。洗ったら品質が悪くなるのと、かえって菌数が増える可能性があるからです」(81ページ)
「ファーストフードを食べるようになったら、生理痛や頭痛、吐き気、それから肌にブツブツが出てきました」(181ページ)
こんなものを子供に食べさせていたのかと思うと、辛くなります。
TPPが発効すると、防腐剤に浸かった、どこから来たのか元の姿もわからない原料が海を越えてやってきて加工されて僕らの口に入る。
恐ろしいです。
資本主義の中で効率化という名のもとに薬品と化学物質で作られた現代の食物。
食物が大量に捨てられているとはいうものの、その大半は食べ物でもないような気がします。
あとがきにもありますが、自分の体が食べるものからできていることを考えると、生活習慣病の大半はこの辺に端を発していると思います。
原発やら薬害やら食品の害やらで、山にでも引っ込んで自給自足の生活を送りたくなります(・・・が蛇が怖い)。
じつはもっと怖い外食 [ 南清貴 ]
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