前々から自分の行動がうまくコントロールできないと感じていたのですが、やっと理解できたような気がする。

その原因は、

「自己の重要感」

の渇望。

この本に書いてありました。

無題


この中では、人の欲しがるものに、

1.健康と長寿
2.食物
3.睡眠
4.金銭および金銭によって買えるもの
5.来世の命
6.性欲の満足
7.子孫の繁栄
8.自己の重要感

があげられていますが、8番目の自己の重要感はなかなか満たせないのだとの事。

そして、ウィリアム・ジェイムスの「人間の持つ性情のうちで最も強いものは、他人に認められることを渇望する気持である」という言葉が添えられています。

これを満たしたいがために、人は人を褒めたり不満を言ったり、仕事をしたり辞めたり、結婚したり離婚するのではないか?

周りの話し方、態度、環境などが、自分を尊重してくれていないと感じると、愚かな行動も平気で行ってしまう。

犯罪者の世界に足を踏み入れる人も、宗教に足を踏み入れる人も、そこに”仲間”がいて、その欲求を満たしてくれるからではないか?

同じことを言っていても、言い方ひとつで人の態度も行動も変わるものです。

相手を尊重する言い方をし、態度を取れば、物事はスムーズに運びます。

すべてのツボはここなんでしょうね。

いろんな製品の説明書はありますが、人が一番必要としているのは人間である自分の説明書なんだと思います。

そういう意味で、D・カーネギーのこの本はいい本だと思いました。

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