例によって読了する前に紹介。

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何故って?

読んだところまでが面白かったからです。

政府はもう嘘をつけない [ 堤未果 ]

初版が2016年7月10日だから、当然時間軸がトランプ氏とヒラリー氏の選挙戦が繰り広げられている時期(・・のちょっと前のヒラリー氏が民主党候補指名を勝ち取った辺りらしい)になってますが、対抗馬だったバーニー・サンダース氏が負ける前からクリントン氏の勝利が報道されたとか、政党登録のない有権者には予備選投票ができないようにしたとか、そういうことが書かれてる(P86-)。

ここまでの論旨は、超お金持ちが政治を投資の対象として資金を注ぎ込み、配下の人間を政府側に送り込んで、自分たちに有利な法案を通してハイリターンを得る構図が出来上がっているということ。

この流れが加速したのが「シチズンズ・ユナイテッド判決」というものらしい。

企業が無制限に政治献金できるようになったというから、”政治も金で買えるようになった”んだそうです。

こうなると、大企業優遇政策も、マスコミの変な報道も、なんだか理解できます。

この本では、ヒラリー氏に負けたバーニー氏とトランプ氏を比較して、同じコインの表と裏だと表現していますが、「強欲な1%から、アメリカを取り戻す」というトランプ氏のスローガンは大げさなことでもないのだろうと思います。

そうなると、マスコミのトランプ批判も理解できるのですが、富裕層であるトランプ氏は何故国民の側に回るのか?

という疑問も湧くのですが・・・

まだ最後まで読んでないので筆者が何を言いたいのか分かりませんが、表紙の文句からするとあまりにも極端な不公平は社会を崩壊させるという事でしょうね。

トランプ氏が勝利した今読むのが面白い本だと思います。

アメリカを追随する日本はどうなんでしょうね。

マスコミが資本者側にいるとすれば、安保法のときの攻撃は何だったのか?

消費税再増税を先送りにした安倍総理を批判したときは誰が損をするのでそうしたのか?

庶民の知らないところで政府に官僚に資本家に法律家に宗教とか外国からの圧力とかなんやかんやの中で駆け引きが行われているのでしょう。

踊るのは一般国民ですが。

公平とか公正とか言う前に、現実はそういう力の混ぜ合わせの結果で世界が成り立っているんだという事を意識して情報を取り入れないと、手のひらで踊らされて終わりって事になりかねませんね。

気づいてて踊らざるをえないのも悲しいですけど・・・