昨日、長年の悩みが解決した。

どうして自分の感情をコントロール出来ないのか、自分が嫌いなのか、自分に自身が持てないのか、嫌でも無意識に相手に同調してしまうのか。

若い頃にはこれが特に顕著で、どうしようもなかった。

それが、この本を読んで理解できた。

IMG_8691


この本の事例に照らしてみると、心あたりがたくさんある。

物心がついたときには仕事に行く母を大泣きしながら後追いしていた。

それを祖母が笑いながら「追いかけたらいかん」って後ろから押さえつける。

僕は不安で悲しくてただ泣き叫んでいた。

今考えると、子供がそこまで不安がるのは異常だと思う。

祖母はといえば、ひたすら母が偉いとか、貧しい中からこれをやり遂げたとか、あんたはいい子だとかよそとは違うとか、エンドレスに同じことを繰り返し僕に言い聞かせた。

テレビのニュースに対しては独り言で批判を繰り返す。

学校に上がれば、帰ると必ず祖母に声を掛ける事を母に義務付けられた。

理由は、祖母が心配するからだそうだ。

何も言わずに遊びに行くと探し回る。

言うと何時に帰るのか報告が必要だ。

思春期に反抗すると、「おばあちゃんがショックを受けた」と言って母に責められる。

そんなときの祖母は、しょんぼりして背中から哀愁をマックスに漂わせるのだ。

父に反抗して平手打ちを食らったときには「あんたが悪い」と追い打ちをかけられる。

それが正常な家庭だと思っていた。

多分そういう環境は、本当の感情を押し殺して祖母や母の期待する反応を僕の中に作り上げた。

祖母が楽しいといえば僕は楽しい。

祖母が非難する人には怒りを持たなければおかしい。

そういう中で、自分の本当の感情がわからなくなったんだと思う。

だから、今でも何故自分が怒りを抱くのかが分からないことがある。

「こうじゃないといかん」

などと言われると、あのシチュエーションが蘇ってきて反抗したくなる。

非常に不快になる。

それでいて、他の人が自分の規範から外れると夜も眠れないくらいの怒りがこみ上げる。

これがなぜか分からなかった。

「あなたはいい人だ」

なんて言われると、「そうじゃない!」と全力で否定したくなる。

「あんたはそういう事をする子じゃない」と言われて予防線を張り巡らされた幼児期の思いが蘇るからだろう。

若い時代を戦時下で過ごし、30代で未亡人となった祖母には同情するが、子供や孫に甘え、頼りながら無理やり理想の人物を作り上げようとするのは間違っていたと思う。

そんな中で、僕は子供時代に素直に感情を出して甘えられず、押し付けの感情を無理やり持たされて自分が嫌いになっていった。

その原因がわかった今、自分をどうコントロールし再教育していくかということは、たやすくはないけどできると思う。

今までこんな話誰にも言えなかったが健全ではなかったことがわかった今は公開することにした。

自分が嫌いなのは、無意識に自分の本当の感情を押し殺しているからだ。

似たような状況で自分がわからず苦しんでいる方がおられたら、参考にしていただければ嬉しいのだが。

大事に育ててくれた祖母を非難するのはおかしいという人もあるだろう。

そんな甘えたことを言うんじゃないという人もいるかも知れない。

でも、甘えたことを言えなかったら人は歪む。

心にいわれのない葛藤が起きる。

事実は事実として認め、吐き出すところに吐き出さないといけないのではないかと思う。

ともあれ、今後の自分に期待しよう。

いい本に出会えた。

ありがたい。

自分に気づく心理学愛蔵版 [ 加藤諦三 ]