僕が若い頃、

「正しいことをしていたら、いつか分かってくれる」

なんて言う人がいました。

長くこれを信じていた。

ですが、言わなきゃ分かりません

永遠に分かりません

これがひとつ。

それと、人間は生まれてきたから何気なく、ただ生きてるだけという事。

この2つが理解できた今年はかなりの収穫です。

なぜなら、どんな出来事が起きても取り返しのつかないことではないということを理解できたからです。

気がついたら自分というものがいて、誰かがお世話してくれて成長してきた。

だけど、その中で起きてきたことには意味があるのかと問われれば、それには大した意味もない。

いずれ時が来ればすべてが消滅します。

ただそれだけ。

無くなるもんなら、悩むことにも意味がない。

いい事も悪いことも、嫌なことも嬉しいことも、ただ自分がそう感じただけの事で、周囲の誰かもそう思っているのかさえ分からない。

できなきゃできませんでいいし、やりたきゃやるだけです。

いつか誰かが分かってくれるなんて願望も、ただの承認欲求に過ぎないではないですか。

分かって欲しければ、これこれこうでこう思うんだけど、分かってくれます?

って聞けばいいだけです。

それでも「分かりません」って言われたら、それはそれでいいんじゃないかな?

なんでそれを、議論して分からせようとするのか?

これもただの承認欲求です。

今生きてるんなら、ただそれを楽しめばいい。

そのうち無くなるのであれば、今この時を貴重と感じたほうがどれだけ幸せか。

また、やってみたいと思う事には迷わずチャレンジした方がどれだけ楽しいか。

そういう事に気づいたところです。

公私ともに、今年は大変な年でしたが、人にわかってもらおうとするのがいかに無駄であるのか、先のことで思い悩むのがいかに今の幸せを損なうのか、色々と勉強させられたターニングポイントでした。

感謝の心で来年に臨みたいと思います。

今年も一年、ありがとうございました。