むやもとみさしの多芸ブログ

整備のことやら読書のことやら高知県の魅力やらを紹介します。

カテゴリ: 建設機械

エンジンの軸シールからのオイル漏れでクランクボルトを外そうとするも、これがなか外れない。

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横からやっても無理だから、燃料タンクをどけて、正面から大インパクトで外すか・・・

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クランクプーリーと正面からご対面です。

ボルトのコマはΦ35mm。

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大インパクトで回すけど、やはり外れない。

試しに逆に回すと・・外れました。

逆ネジですね。

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危ないところでした。

大インパクトでしつこく回し続けて、ネジ山でも飛ばした日にゃ、泣きを見るところです(怖)。

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シールは、見事にリップがなくなっておりました。

同じエンジンの修理に直面される方がおられる方のために、あえて言います。

三井ドイツF4L912エンジンのクランクボルトは逆ネジです!


無理に回さないように気をつけましょう。

なら、最初から逆に回せばよかったんではないのか?

って話ですが、シールを入れにくかったので、結局、燃料タンクは外したほうが良かったみたいです。

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まずはセオリーに従って、シリンダーを外そうとしたんですが、ボトムのピンがはずれん!

上は簡単に外れましたが・・

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先輩に聞くと、

「あれは外れん!」

とのこと。

錆びついてて、焼いても叩いても外れないそうです。

この機種はピンの後ろが見えないので、ポートパワーで押し出すこともできません。

他機種でポートパワーでも外れなかったとの先輩の証言もありましたが。

作りが悪いのか、材質が悪いのか・・

多分その両方です。

で、先人はどうしたかと言うと、バケツをバンザイさせてピストンだけ抜いたんだとか。

上に上げてシリンダーを抜くんですから、アームを上げたまま支える大掛かりな治具がいります。

ヘタすると落下したアームに挟まれて死ぬ!

貸してくれると言うけど、そんなもん、どうやって取りに行くのか!?

なんとか安全にピストンが抜けないか?

あれこれ考えていると、リフトシリンダーに行く油圧配管が邪魔になっててシリンダーが下がらないことに気づく。

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更に他の先輩に聞いてみると、90はそれでやったことがあるとのこと。

その代わり、バケツを地面に突き刺して、車が後ろに下がらないようにしっかり輪留めをするようにアドバイスを受けました。

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かなりやりにくいけど、これで成功。

重いし、ピストンに傷を入れないように抜くのが辛い。

なんとかシール交換までたどり着きました。

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で、シールのひとつが違う!

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純正なのに!

インターチェンジがかかってんのかと思ったけど、厚みが違う。

しょうがないからここだけは元のを使うことにして、なんとか組み上げました。

あんまりやりたくない修理でした。




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建設機械の作業機の動きが突然遅くなったとのことで、診断させていただきました。

現状を診断してみますと、確かに遅い。

そして、ポンプのあたりからヴーン・・といった異音がして、振動があります。

ポンプの故障か?

アワーメーターは9000時間ほど。

作動油は入っているかと思ってレベルゲージをみると、汚れていて見えない。

作動油タンクの中はかなり汚れていると思われます。

作動油を抜いて、サービスホールからストレーナを外してみると、

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サビと苔で網目が見えません。

これじゃオイルを吸えませんよね。

ポンプの悲鳴があの音だったんですね。

とりあえずタンク内とストレーナを清掃して取り付けると異音も消えて作業機も正常に動くようになりました。

新品のストレーナとリターンフィルタが届いたら交換して、2回ぐらい作動油を交換したほうが良さそうです。

オイルは定期的に交換しないと後で大きな出費に繋がるという教訓でした。



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コマツのPC30MRなんですが、エンジンが吹け上がらなくなったとの事で診断しました。

最初は、ケーブル切れだと思ったんですが、開けてみたらモーターが付いてます。

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見た感じでは、ハーネスにも問題はなさそうです。

ワイヤーが切れてなくて、モーターは動作しない。

モーターの故障か?

いらんことしちゃいけないとは思うものの、ちょっと開けてみる。

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けど、怖いからこれ以上は触らない。

開けてみて分かったのは、ワイヤーのみ交換ってコースはなさそうだってこと。

元に戻してみる。

エンジンかける。

アクセルダイヤルを上げてみる。

正常に動いた・・・けど、またアイドルが下がって、回転が上がらない。

こうなると、触ったところが怪しくなります。

接触不良?

どこの?

ここで、電装屋さんに聞いたのがまずかった。

「あ、それ、コンピューターが入ってるやつでしょ?モーターがよく痛むよ。」

これで、モーターの故障と思い込み、部品やさんに聞いたら、この号機ではモーター付きの図面が出ないとのこと。

悩んだ挙げ句、モーターを使わずレバーでアクセルワイヤーを引っ張る機構に改造しようかと悩む。

3日ほど悩んで、以前の上司に聞くと・・・

「そのカプラーは内部でよく接触不良起こすよ」

って!

藁にもすがる気持ちでカプラーを揺すってみると、見事に回復。

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見た感じ、悪くないんですけど、回復した後に導通を見ても当たり前に通電します(笑)。

これはバイパス手術でいくしかありません。

間違わないように、入と出をよく確認して被覆をむいて線をつないで半田で養生して・・

線が6本あるし、狭いしで苦労しましたが、なんとか完成!

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↑(慌てて組んだんで、ワイヤーの方向が違ってる!・・ので、また慌てて直す!)

エンジンかけて、動かして、暫く乗ってみましたが、絶好調。

あとは、お客さんに乗って様子を見てもらうしかないですが、多分大丈夫です。

人脈とはありがたいです。

これからもご縁を大切にしていきたいと思いました。










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先日、右側の前後進ができなくなった古いユンボの修理を承りました。

よく見てみると、アームも動かない。

操作しながら観察してると、どうやらコントロールバルブ(写真手前)の右半分が機能していません。

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だとすると、右半分に油圧が入ってきてないかリリーフして出っぱなしかということでしょうけど、単純に考えると、ここに油を供給している3連ポンプの1番目の故障が想定できます。

早速、ポンプの頭にある油圧測定用のポートで測ってみると・・・0.2Mpaしか出ていません。

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因みに、2番めは1Mpa、3番めは1.2Mpaほどありました。

古い機種なので整備基準はわかりませんけど、明らかに0.2Mpaではキャタピラは動かせない。

で、ポンプをバラしてみることに。

開けたらこれ。

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ケースの中にはスリーブが転がっていました。

百聞は一見にしかずですね。

自分の格言「修理のときはあれこれ考えるより開けて見てみろ(ただし元に戻せるかは考えて)」です。

開けて壊すこともありますが・・

軸の内側のスリーブが抜けてシールを吸い込んでシールとバックアップリングを壊してしまったようです。

問題は、ポンプが30万円弱って事で、物もあるかどうかということ。

シールだけの設定も無いとの事でした。

こんなん、互換シールもありません。

中古も18万円だそうで、弱ってたらダメ元で聞いてくれた部品屋さんがなんとかシールを取り寄せてくれました。

どうやって取り寄せたのか不思議ですが、蛇の道は蛇ってやつでしょうか・・?

抜けたスリーブも単品供給がないので再利用、入り口を少しだけカシメて抜けないようにしました。

というわけで、なんとか完治できました。

人脈は大切にするべきですね。

ありがたいです。



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今回は、バケットシリンダーのシール交換です。

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でかくて重いから、クレーンで吊らないとできません。

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シリンダーのボトム側をバラそうとして、緩みどめのピン溝が変形していることに気づく。

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このままやるとピンが抜けないので、ヤスリで修正します。

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そして・・

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ここが変形するなんてあんまり直面したことはありませんが、チューブ内部にも異常はなく、前回オーバーホールしたことがあるならその時なにかあったんだろうか?って感じです。

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前に修理に行ったお車です。

他の修理で行ったのですが、爆音がするのでエンジンルームを見たら・・・

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マフラーの太鼓が凄いことに!

古い車で、排ガス対策も無いような時代に作られたこのマフラーには消音機能しか無いはずですが、今やそれも皆無です。

交換のオススメをして帰りました。
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今回はオイル漏れの修理です。

建設機械というのは機能優先で、メンテナンスのやりにくいのが多いような気がします。

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めっさ奥のパイプが腐って漏れてますね。

周辺を色々外さないとアクセスできません。

知恵の輪的な作業も必要ですが、これが結構面白かったりします。

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突然ブレーキが効かないくなったとのことで急行しました。

このお車は、エアブレーキなので、エアが無くなるとブレーキが効かなくなります。

見てみると、コンプレッサーからエアが出てきてないです。

ちょっと大変だけど、コンプレッサーをばらしてみました。

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コンロッドが折れてます。

アッセン替えですね・・

部品待ちです。

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今回の相手は、ポンプからプライオリティバルブ入り口のエルボなんですが、これが何度Oリングを交換しても漏れる!

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ホース屋さんの話では、ここのOリングは専用のものだそうで、違うのを入れると漏れるらしい。

でも純正でも漏れたぞ。

Oリングにシールテープを包帯状に巻いても漏れた。

もちろん汎用のOリングでも漏れました。

今度はエルボとOリングをセットで換えるしかないと思っているんですが、エルボ側にクラックも入ってないようなんですね・・

さては、Oリングを抑えるワッシャが変形しているのかもしれません。

どのみち、エルボ交換は避けられない模様です。

そろそろお客さんも怒り出しそうだし、決着つけないとな・・・

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