ビルゲイツ夫妻も離婚を決めた事だし、PCの話をしようか(ちょっとかっこつけ)。

僕がPCを始めたのはWindows95が出始めた頃で、それまでのPCにはまるで興味がなかった。

学生時代の1985年頃には友達がNECのPCを買って、ラムちゃんの絵を描いていたというか、座標を打ち込んで結果絵が出たみたいな事をやっていたけれど、その頃にはなんでこんな暇なことを・・・なんて、全然興味がわかなかった。

それが、マスコミの影響で突然興味が出たのが1995年。

廉価な富士通のFMV590C3がダイエーで山積みされていたので無理して買った(それでも10万円)。

これがメチャ遅い!

ロータス123やら一太郎やらが入っていたんだけど、これを使おうとするとスワップ&フリーズしまくりである。

なんとかできないかと書籍を買って色々調べて不要ファイルを削除したら起動不可。

繋がりにくい富士通のサポートに電話し続けて得た答えは、再インストール。

何枚もあるフロッピーで何時間もかけて再インストールである。

このパターンはウィンドウズMeに至るまで延々と受け継がれた習慣である。

こんなの仕事で使えるんか?

なんて思いながらも楽しかった。

当時のPCのパーツは無茶苦茶高く、例えばメモリーが16Mで数万円した。

ベスト電器がパソコン館なんてのをやっていて、買えはしないけれど、延岡まで眺めに行くのがこれまたとても楽しかった。

ソフトも効果不明の微妙なものが多くて、入れてみたいとの衝動からかなりのお金をつぎ込んだ。

QEMMやらマグナラムやらネット黎明期にはデータを先読みして速くするなんて謳い文句のネットジェットなんてのもあったな・・・

でもあの怪しい雰囲気は、

「これさえ入れれば新しい機能が付加されてパフォーマンスが上がる!」

という期待とともに僕を虜にしたのでした。

あのなにか冒険にも似たワクワク感、今一度味わいたいものです。