コマツのPC30MRなんですが、エンジンが吹け上がらなくなったとの事で診断しました。

最初は、ケーブル切れだと思ったんですが、開けてみたらモーターが付いてます。

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見た感じでは、ハーネスにも問題はなさそうです。

ワイヤーが切れてなくて、モーターは動作しない。

モーターの故障か?

いらんことしちゃいけないとは思うものの、ちょっと開けてみる。

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けど、怖いからこれ以上は触らない。

開けてみて分かったのは、ワイヤーのみ交換ってコースはなさそうだってこと。

元に戻してみる。

エンジンかける。

アクセルダイヤルを上げてみる。

正常に動いた・・・けど、またアイドルが下がって、回転が上がらない。

こうなると、触ったところが怪しくなります。

接触不良?

どこの?

ここで、電装屋さんに聞いたのがまずかった。

「あ、それ、コンピューターが入ってるやつでしょ?モーターがよく痛むよ。」

これで、モーターの故障と思い込み、部品やさんに聞いたら、この号機ではモーター付きの図面が出ないとのこと。

悩んだ挙げ句、モーターを使わずレバーでアクセルワイヤーを引っ張る機構に改造しようかと悩む。

3日ほど悩んで、以前の上司に聞くと・・・

「そのカプラーは内部でよく接触不良起こすよ」

って!

藁にもすがる気持ちでカプラーを揺すってみると、見事に回復。

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見た感じ、悪くないんですけど、回復した後に導通を見ても当たり前に通電します(笑)。

これはバイパス手術でいくしかありません。

間違わないように、入と出をよく確認して被覆をむいて線をつないで半田で養生して・・

線が6本あるし、狭いしで苦労しましたが、なんとか完成!

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↑(慌てて組んだんで、ワイヤーの方向が違ってる!・・ので、また慌てて直す!)

エンジンかけて、動かして、暫く乗ってみましたが、絶好調。

あとは、お客さんに乗って様子を見てもらうしかないですが、多分大丈夫です。

人脈とはありがたいです。

これからもご縁を大切にしていきたいと思いました。