2,019年に亡くなられた瀧本哲史氏の著書です。

第1章 勉強できてもコモディティ

 京都大学の医学部生が「ワーキングプア」に?

  -医者あまりの国

 必死で知識を身につけても買い叩かれる

  -勉強(努力)は報われない→収入は比例しない

 司法試験に受かっても「ノキ弁」にしかなれない

 勉強ブームの陰には「不安解消マーケティング」がある。勉強すれば大丈夫と安易に思うな!

 どんどん広がる全産業の「コモディティ化」

 生き残るためには「スペシャリティ」な人間になること。「唯一の人」になれ!

第2章 「本物の資本主義」が日本にやってきた

 国家が市場をコントロールすることの恐ろしさ

 「正しい人が勝つ」のが資本主義

 一部の「頭のいい人」ではなく、「より安く、よりいい商品」を作る人間が、
 社会を進歩させるシステムが資本主義

 賃金が下がったのは技術革新のせい

 日本を支えてきた「擦り合せ産業」はもはや通用しない

第3章 学校では教えてくれない資本主義の現在

 なぜほとんどの学生ベンチャーは失敗するのか

 専業主婦の高いリスク

 女性もキャリアを目指せ! 

 若者を奴隷にする社会

 ニッチな市場に目をつける

第4章 日本人で生き残る4つのタイプと、生き残れない2つのタイプ

 儲かる漁師と、儲からない漁師

 消えゆく業種でも、「スペシャリティ」は稼ぐ道がある

第5章 企業の浮沈のカギを握る「マーケター」という働き方

 マーケターとは「顧客の需要を満たす人」

 猛烈なコモディティ化に対抗する唯一の手段

 成功するビジネスには「ストーリー」がある

 ブランドにイメージを乗せる

 自分の頭で考えない人はカモにされる

 「士」になっただけでは稼げない

第6章 イノベーター=起業家を目指せ

 松下幸之助モデルはもう通用しない

 現在、凋落している業界にチャンスが眠っている

 「仮想敵」のいる市場を狙え

 働く業界でビジネスチャンスを発見

 「これは良い」というアイディアは徹底的にパクる

第7章 本当はクレイジーなリーダーたち

 人格破綻者、スティーブ・ジョブズ

 リーダーの多くはコンプレックスを持っている

 クレイジーでない人はリーダーのサポート役になれ!

第8章 投資家として生きる本当の意味

 「投資家のあたま」で考える習慣をつける

 なぜ日本人は投資家を嫌うのか

 できるだけたくさん張る

 サラリーマンはハイリスク・ローリターン

 バフェットの教え「投資は長期的に考えよ」

 日経新聞は信じるな!

 世の中の動向のトレンドとサイクルを見極めよ

 「現時点の少数意見」が正しければ必ず儲かる

第9章 ゲリラ戦のはじまり

 投資家は新たな産業を作り出し世の中を変える

 イノベーションと武器としての英語の重要性

 投資家的な労働、サラリーマン的な労働

 投資家は「調べる一手間」を惜しまない

 奴隷の勉強、自由人の勉強

 人生は短い。戦う時は「いま」だ

 本当の資本主義の時代に、「ほんとうに人間らしい関係」を探っていこう


これからの日本はどうなるのか?

若者たちのために、本気で考え、アドバイスされた方だと思います。

と同時に、

瀧本さんが2019年に他界された事を考えると、残念な思いとともに、今生きていられる事のありがたさをしみじみと感じました。

生きてるだけで儲けものというのは本当だと思います。

みんなが平和で幸福で寿命まで生きられる。

この一点の実現のために僕も頑張りたい。