安倍さん襲撃事件で、統一教会の問題が浮上したわけですが、これと同時に顕在化したのが宗教2世問題でした。

何が問題かといえば、犯人の心境が理解できるという人が多いということでしょう。

僕もお婆さんと母が宗教をやってきた為に、なんとも言えない気持ちになりました。

家族、特に子供よりも宗教活動に重きをを置く。

生殺与奪の権を握られている子供には、為す術もない。

よくわからない価値観に虐げられて、得も言われない怒りが心に溜まっていきます。

社会に出てみたら、みんな違う価値観で生きている。

理解できない環境で生きていかなければならない辛さは得も言われないものがあります。

特に今のような社会では、生きづらさもひとしおではないかと思います。

そんな中、あの事件が起き、ああいうやり方はいけないという理性と、ああいう方法で感情が暴発することもあるかもしれないということも理解できるという複雑な思いの交錯。

こういう肌感情から起きた違和感が、なんともいえない気持ちを生み出したのでしょう。

僕の中にも何が悪かったのか分からない混乱が生じています。