仕事中に怪我をして、もう7ヶ月も休職しているわけなんであるが、会社からも連絡があり、暇なのも飽きたし仕事もしたいしそろそろ進退を決める時期が来たと思っている。

身体もなまっているし、戻るにあたって職場環境を考えた。

まず前から反対していた技能実習生が2人、半年前から来ている事。

ここでアウト。

他に1人、重機屋さんから整備士が入ってるとのことであるが、先日会社の車を見かけたけど無表情の3人が乗ってたのがそのトリオだろう。

ともあれ、農業や流れ作業の仕事ならともかく、現場で重機の修理をするとなると言葉が通じないのであれば教えることができない。

人員にも資本にも余力のある大企業ならともかく、2人しかいない現場で半年ごとに売上を上げろと締め上げられるような状況(しかも、僕以外にいた一人は1年前に辞めている)では人を育てる余裕などないと思う。

そもそも修理屋さんで利益を上げるという事は、お客さんの機械の故障を直してお金をいただくということで、何人もで行って故障を直しても人件費で赤字になる。

いくら安い技能実習生でも、2人も連れて行けば自分の給料は稼げない。

それなら彼らだけ現場にいかせて電話で指導すればいいじゃないかと言われても、

日本語もたどたどしい状況でなにを指導するのか?

想像すると、たとえばこうなる。

「エンジンが止まりません」

「エンジンキーをオフにして数秒後にストップソレノイドが作動するか見て」

「作動してません」

「ストップソレノイドの端子に入っている2つのうち上側の端子がプラス側だから、そこのプラス端子とボデーアース間に、エンジンキーを切った直後数秒間24Vが来てるか測定してもらえます?」

「来てません」

「じゃあ、それの上流はエマージェンシーリレーの出力側だからエマージェンシーリレーから出てる黄色の配線にテスターのプラス側の針を挿して、ボデーアースとの間にキーオフ直後に数秒間24Vが出るか見て。出てきてたら配線が断線してるから配線をバイパスさせてみて。

出てきてなければエエマーージェンンシリレーの故障かエマーージェンンシリレーに入力がないかだから入力側の白に赤線の入った配線にまたテスターの針を挿して・・」

日本人相手でもかなりストレスが溜まる。

結局このパターンで自分が現場に行ってやり直したことが何度もある。

電話で技能実習生相手にできますか?

いや、学校ならそれもいい。

教えるのが目的だから。

でも、会社は利益をあげなければならない。

もたもたしてたらお客さんも離れていくだろう。

機械が止まると一日あたりいくら損失が出るのかという計算はお客さんも当然する。

お客さんは機械を使って仕事をしたいワケで、自分の所の機械を実習で使われる事は望んでいない。

迅速確実に直さなければ、いくら説明をしても他の修理屋を探すだろう。

その貴重なチャンス、時間を回りくどい説明に費やすのは会社の自殺行為とも言える。

社長親子に売上が減ったって責められた時、

ヤフー知恵袋に

「別事業につぎ込んでるのが明らかなのにこちらばかり責めてくるんだけど・・」

って悩みを書いたら、ソッコーで

「彼らの会社なんだから当たり前。なぜ辞めないのか」

といった回答が寄せられた。

洗脳の解けた今なら僕も同じ回答をする。

会社も儲けが出た時に調子に乗って隣の家を買い、設備を拡張した矢先に僕がケガをし休職したので、かなりのマイナスが出ているはず。

やはり、どう考えても復職はムリである。

仕事は好きなんで、また別の方法で修理の仕事を始められるように準備をしよう。

そもそも、面接に立ち会ったけど、技能実習生にはキャンピングカーの製作をしてもらうと言ってたのに来たら重機の修理に使うなんておかしいんじゃないかと思うんだけど、現代日本の奴隷制度は恐ろしいと思った。