お客様にとっての仕事とはなにか?

ずっとこれを考えていました。

僕らみたいな修理サービス業は、お客様が困ってご連絡いただくことが多い。

「車が止まって仕事ができんがやけど・・」

とか、

「いきなりブレーキがきかんなった」

とか。

けっこう緊急性が多。

これが、他の現場にいてすぐに行けないときは、他の業者に外注に出すか、こちらが終わってから回りますという回答になる。

何れにしても、なるだけ早く対処するという姿勢がカギになる。

すぐに直せないケースでも、出向いていって診断をするだけでも安心していただける。

そうでないと、お客様はすぐ他の業者に頼まれます。

一度満足していただけると、その後はずっとそちらに仕事を取られる事になります。

この事情を現場の人間から見るとどうなるか。

当然、雇われであると、残業はしたくない。

ましてや夜中の電話となると出たくもなくなる。

徹夜で仕事をしても、次の日にも出勤しなければならない。

休みたければ上司に報告して・・・

なんてやってると、上司からは、

「夜の電話は出るな!」とか、「なんで次の日に行くようにしなかったんだ!」

なんて言われる。

事情にもよるが、ブレーキが効かないのに機械を使ってるなんて状態で放っておくなんてできない。

お客様には怒らるわ上司からは詰められるわで、嫌になる。

上司の言う通りにしていたら、お客様が減るので、今度は、

「なんで売上が落ちてるんだ!」

って言われるのである。

しかもどんなに努力しても残業代以外にはさして給料も上がらない。

いや、逆に、「なんでこんなに残業するんだ!」ってどやされるのがオチである。

ということを考えると、やはりサービスは自営である。

あるいは、社長自ら修理に赴くという形が理想である。

いつでも対応できる代わりに、定時がないので仕事のない日には休める。

やればやるだけ自分の収入にもなるし、お客様にも喜んでもらえる。

これが仕事の本来あるべき姿なんでないだろうか?

問題は設備とスキルであるが、この辺は自分で考えて研鑽するしかないのであるが、一度身につけたスキルというものは人の盗めるようなものでもないし、第一、アイデンティティの確立にはすばらしい効果がある。

なんでこれまでそこに気づかなかったんだろうと思うのです。

飼い殺しの人生が面白いのかどうかは分かりませんが、みんな間違った安定を求めてるんじゃないかな??