もっともっとで行くと、どこまで行っても終わりがなくなる。

それでもうまくいっていると思える時は面白くていいんだけど、なにかでつまずいた時にはものすごく苦しい。

落ち始めると、もっともっとと言うのが逆に作用し始めてなにもかもうまくいかないなんて極端に走り始める。

これでは幸せにはなれない。

何事も波長があって、上るときもあれば下がるときもあるから。

あるも無いも本当の所は自分が感じているだけの事で、実は物も出来事も、認識できなければ無いし、認識できればあると感じているだけの事なんだけれど。

無いのがデフォルトだと認識すれば、すべてのものがありがたいと思えるようになる。

実際、僕らが生まれる前には自分はいなかったわけだし、死んだ後も何もなくなる。

お金も友人も国家も必要なくなると思えば、今ここにあると認識する自分や物や人がありがたく、とても愛おしくなる。

実際、いずれは無くなるという事だけは確実なので、そこを忘れなければもっともっと、という考え方もしなくて良くなるのですね。

迷惑な人からは離れるべきだけど、それもやんわりとできるようになる。

生じる出来事、周囲にいる人すべてがありがたく、嬉しく思えるようになる。

そうやって自分にも周りにも優しく生きられると幸せになれると思うんですね。