自己啓発なんかでコップの水が半分残っていて、それをどう見るかと言うのがあります。

もう半分しかないと思う人は悲観的。

まだ半分あると思う人は積極的だっていうもの。

コップの水は同じなのに、こちらの感じ方で残りの人生が全然違う。

これは同時に脳がいかに騙されやすいかという事も示していると思います。

同じ半分でもコップが大きければ飲みきれないほどの量なのに、コップが小さければ足りないかもしれない。

逆に必要量が少なければ、少なくても十分です。

コップの水を収入に例えるなら、支出が少なければ充分な収入にもなるのですね。

そこを考えずに元の状態を基準にして多い少ないって思っていしまうのが人の脳だと思います。

ニュースも良く考えながら見てると、必ず比較が出る。

前に比べて〜

バブルのころは〜

諸外国では〜

「こういう比較で簡単に騙されて、大変だ!今買っとかなきゃ!」

って思っていしまうのが我々の脳なんですね。

現状で収支はあっているのか?

収支を合わせるのに、なにかを調整できないのか?

幸せなのか?

そう考えれば、まだこんなにあるじゃないか!

って事も多々あると思います。

究極は、「まだ死んでない」っていう事実。

これに勝るチャンスはないと思うのですが、それを比較で容易に失ってしまう事だけは避けたいものです。