何が不安かって、自分のコントロール下にないと思えることがあるほど不安なことはない。

例えば死後の世界。

死んだらどうなるんだろうって考えだすと、死んだ後の事に付随して、いつ死ぬかもどう死ぬかも分からないからとても怖い。

どのみち僕らは自分の左脳で認識している事しか現実として認識できていないんだし、量子論でも学んでこの人生は仮想現実なんだとか思う事でもしないと解消できない。

更にお金もコントロール下にないとなると不安が起きてきます。

結婚して家計を奥さんに預けると、どんなに給料が上がっても自分のコントロール下にないものは見えないから不安の元になる。

ここで奥さんに「足りない」とか「ない」とか言われると、何に使っているのか見えていないからとても不安になります。

自分でやりくりしてて無いのであれば対処のしようもありますが、これは妙に腹も立つ。

あと、しょっちゅう上がる税金の話。

どこまで可処分所得が減るのか、生活できるのかとても不安になりますね。

これも自分のコントロール下にないから不安の原因になるのですね。

宗教家庭で生まれた人や、病院での診断や治療に関する事やら就職活動やらなんやらで、他人にコントロールされがちなことはかなり多い。

人生の目的が幸せになる事であるなら、気付かずに他者に牛耳られている事ひとつひとつを他者のコントロールから自分の制御下に取り戻す事ではないかと思います。

人生とはそういうゲーム。

暴力や権威で抑圧されることもありますが、大抵は言葉で押さえつけられる。

そこに気が付けば、対処の仕方も出てきそうです。

そして、最後に自分の左脳が多くの事柄を自分のコントロール下に収めたと認識できたときにひとつのゴールに到達したといえるのではないか。

そう考えると、人生もまた楽しいんではないではないかと思います。