誰でもあるとは思うけれど、少なくとも2度はタッチの差で死にかけた事がある。

一度は小学生の時、親戚の子供たちと川に泳ぎに行っていたんだけど、泳げなかった僕は浮き袋で浮かんでボーッとしていた。

そこへ何気なく親戚の子が「浮き袋かして〜」っ言ってきたので、その時は足が川底についていたので何の気なしに貸してあげたのだが、その子が向こう向いた途端、ふらっと後退りしてしまったらいきなり足が底に着かない。

慌ててアップアップするけど、誰も気づいてくれない。

足をばたばたしているうちに、足先に石が当たって体が岸の方に移動した。

あの奇跡がなかったら、多分あのまま溺れていたと思う。

もう一度は、数年前にダンプのオイル交換をしていた時に、車の下から這い出た後にサイドブレーキが外れて車両が後ろに転がっていって、指の骨折だけで済んだ時。

僕が気づかずにいたピンチはまだあると思うが、なんとも幸運の積み重ねで今まで生きてこられた。

逆に、何でもないと思えるようなことで亡くなる方もいると思うので、感謝にたえない。

それを踏まえて、神様から見た人間ってどうなんだろうと考えてみた。

「もうそれほど生きられないのにそんなに先のことを考えて悩んでどうすんの?」

みたいな感じじゃないだろうか?

もちろん、逆のパターンもあるかもしれないけど、それはそれで、

「そんなに先のことなんて分からないだろうに、もっと今を楽しんだらいいのに」

ということになるんじゃないだろうか?

どんなに楽しくても苦しくても、どうせ死ぬときはやってくる。

なら、もっと今を大事に、集中して生きるのは大事なことなんじゃないかな?

なんてことを思ったりするのです。