たまには修理関係の記事をと思い、最近遭遇したのをひとつ。

水ポンプのエンジンですが、リレーを交換したばかりなのにセルが回らないという案件。

セルモーターのS(スイッチ)端子から線を伸ばしてテスターで測ってみる。

なるほど、キーを回しても電気が来ていない。

そこから遡ると、S端子の配線は車体のフレームに取り付けられたリレーに行っておりました。

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さて、ここからですが、このリレーはどの信号でオンになるのか?

調べてみると、リレーはこういう構成になってる模様。

タイトルなし


電流はキーシリンダーから直接S端子には来ていない。

制御装置からベース電流が来て、それがリレーをオンさせるとセルのB端子から分かれたプラス電流がS端子に繋がってセルモーターを回すようになっておりました。

制御のICかなんかが壊れてたらやだなとか思いながら、ボディアースを取り直すと難なくセルが回り始動しました(良かった)。

結局、リレーの取付ボルトを介してアースをする後付けリレーなんで、車体とボルトの接触が悪かったって事なんですけど、再発防止に接触面を磨いてついでに締めるごとに車体にグサっと刺さりこむように圧着端子を挟んでおきました。

後になって、別配線で近くのボルト迄アースを伸ばしておけば良かったななんて後悔しましたが、まあ再発は無いでしょうけど。

屋外で使用される車両の故障ではアース不良は結構な頻度で遭遇します。

磨くのも、やすりでごしごしやるのも何なので、電動工具でびゃーってできるように金ブラシも準備しとかなきゃなって思いました。