以前いた会社では、ディーラーからの仕事しか受けなかったのでちょっと不思議に思っていた。

個人のお客さんが来ても断るのである。

そして、今、自分で商売を始めてそれが正解であったという事を理解した。

まず、大きなところは大抵金払いがいいところが多い。

厳密には、そういうところもあるという事だけど、金払いの悪いところは切り捨ててきて残ったお客様がそういうところだけになったという事だと思う。

個人のお客さんは、いい人も多いのだけれど、際限なく取っていくと、言いがかりをつけてきたり支払いが悪いといった妙なお客も入ってくる。

これに付き合うのが大きな損失となる。

それなら一律に切ろうというのが正解である。

ここから逆算すると、まず借金や固定費がのしかかってきて焦るような事態をもたらさないようにするために、断るときはスパッと断り、対応する案件、設備は必要最小限に抑える。

余計な宣伝はしない。

代わりにイレギュラーもありうる事を理解できる、安定していてお金の払いのいい取引先を大事にする。

仕事のない時に慌てて営業すると、利益にもならないのに忙しいだけの仕事を抱えることになるので
無いとき無いで、どっしり構えて、せっかくの時間を勉強や技術の研鑽に振り向けること。

社会に貢献できるようになるのは、自分がかなりの成功を収めてからという事を座右の銘にして背伸びをしないことです。

でないと、容易にテイカーの餌食になります。

なんせ、そういう輩はあちこちで

「あそこはタダみたいに安くやってくれるぞ」

って宣伝してくれます。

で、宣伝してやったから俺のを負けてくれって論理でやってくる。

図々しいのは、

「いくらで仕入れた?じゃあ、これだけでやってや」

なんて、マナー違反も平気でやってくる。

こっちが仕事でやってるという感覚がないのですね。

人の経費と生活というのが頭に入ってないからそうなるんだろうけど、そういうのに貴重な時間と技術を奪われるのは人生の無駄というものです。

転ばぬ先の杖。

危険を感じたら、変な承認欲求とか見栄をかなぐり捨てて、最初から断るか、黙って去りましょうって事ですね。

これまで沢山損をした結果、こういう結論となりました。