サイキ整備Service

日々体験したこと、気づいたことを綴ります・・・ PC等出張修理いたします! お気軽にお問い合わせください!

タグ:修理

前から出張修理が好きで、案件があるととても嬉しくて受けさせていただいております。

最初の頃は、工具が足りないんじゃないかとか、夜まで直せなかったらどうしようとか考えて工場から離れて作業するのがとても怖くて嫌だったけど、現場でもどうにかできるという自信がついてきたら好きになってしまうとは怖いものです。

最近では鼻歌交じりにやったついでにその辺の写真を撮ったり散策したり。

感謝もひとしおです。

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健康にもよさそうですね。

これからもよろしくお願いいたします♪

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車両の電気関係の挙動がおかしいというので、色々調べていると・・

これ。

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古い車には時々あるのですが、摩擦でハーネスが剥けてショートしてました。

この手の故障を見つけるまでには結構時間がかかります。

配線図があれば少しは早いのですが、症状から推察して故障しているモジュールから配線を露出しながら追いかけていくしかない。

そもそも最初期には、ショートなのか機器の故障なのかが分からない。

その辺から考えて、もしかしたらショートが原因で機器が壊れていたら両方処置しないといけない。

更に、古い車両だからショートはここだけではないかもしれません。

悪い所を処置して、動作確認して不具合があればまたそこを直すというトライキャッチを繰り返すのがまた楽しい♪

こういった経験ができて、とても嬉しいです!

ありがとうございます!


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昔の写真を見てたら、タイロッド(車のハンドルと連動してて走行方向をコントロールするバーといった説明でOK?)がへし折れたのが出てきました。

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もう全然覚えてないけど、どっかで突き上げたんでしょうね。

いや、折れたところからしてそうではないのかも??

走行中だったら恐ろしい事です。

こういうエキサイティングな修理をまたやりたいもんですね。

怪我も治りつつあるのでぜひとも引き寄せよう!
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なんだかフォークリフトの調子が悪いとのことで、見させていただきました。

なんとかエンジンはかかるけど、アイドリングが不安定・・

プラグも火は飛んでる・・

ディストリビューターが付いてる。

懐かしいなぁ・・

ポイント式じゃないだろうなぁ・・

なんて思いながら開けてみたら、フルトラ(これも懐かしい)。

端子は潮吹いてるな、ディスキャップにヒビはないか?

・・・・・

なんか変だと思ったら、センターに送る所のバネの付いた接点がない!

よくこれでエンジンがかかっていたなと思います。

その相手部分もサビサビということは、だいぶ前から無い感じがします。

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サビを磨いてみたら、なんか、ぐにゃって!

切れかけてる!

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これはやばいんでサビ取りはそこそこにして、キャップのバネもボールペンのを応急で付けて、とりあえず調子は良くなりました。

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これはディストリビューターアッセン交換ですね。

値段も高そうだし、部品があるかどうかも心配だし、今のところ使えるからこのままいくかもしれないしで、ちょっと不安だけど一旦終了です。

でも、懐かしい修理でちょっと嬉しかったです♪





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僕が修理屋になりたいと思ったのは、そもそもケチであったからです。

直せるのに買い替えるなんて許せなかった。

若いころバイクに乗ってて、なんとかして直そうとか、代替品でどうにかならないかって考えているうちに、なんだ、こんなものかって経験が積み重なって修理屋さんになりたくなった。

世にパソコンが出てくると、そっちも僕の好餌になりました。

思い通りに組み立てて直った時の快感!

何とも言えません。

これぐらいの経費で直った!やったー!って感じです。

工具や代替部品や消耗材にはちょっとお金がかかりますけど、インターネットの時代ですから、新しいもの、同じものでもより良いものを探すのがまた楽しい。

こういう環境を与えてくれた時代、皆さん、神様に感謝です。

またワーカホリックになりそうですね。



追伸

いろいろ調べてたらカメラ修理さんの記事を見つけました↓

修理不能品のカメラとかは買わない方がいいらしいです。

確かに部品調達のできないのもありますよね。


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重機のシートってけっこう頑丈に固定されてて、壊れた時には中がグチャグチャになってたりします。

交換も重くてけっこう手間である。

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このシートも下の板から外してこなければいけなくて、ちょっとスリリングでありました。

でもこれが楽しいんですよね。

「今度はどうやって攻めてやろうか?」

なんて、あれこれ作戦を立てた割には簡単に行ったりすると、もうちょっと難しかった方が良かったかな?

とか思ってしまう。

ほとんどビョーキの世界です。

ああ、もっと責めたい!

なんせ、1年間攻めてなかったからですね。

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手の調子が悪くて安静状態になったので、前の案件から。

ヒーターが効かないとの事で、定番のサーモスタットを疑ったのですが、これがビンゴ。

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新品は開いてませんが、お古では開いておりました。

診断はまあいいのですが、交換が大変でした。

でも楽しい経験でした。

またやりたいなぁ・・・

早く仕事したいなぁ・・・
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僕は他の人に迎合する所があって、そこがウィークポイントであります。

言い合いしても時間の無駄だし、どうでも良くなる。

人になにか教えてやろうなんてほど親切でもありません。

しかもAB型のせいか、気が変わる。

色々言われているうちに、その気にもなります。

悪く言うと洗脳されやすい。

でも冷めやすいので、すぐに意見を翻します。

いや、本気でそう思っている。

学生時代には、ソニーのオーディオの訪問販売でその気になった。

組み合わせで選べるリバティーシリーズでありました。

月々3000円の支払いでOKであります。

度々来るので、どうしようかなー?

って思っていたら、寮の隣の部屋のやつが買った。

で、その気になって僕も契約。

商品が来るまでに、先輩に自慢したら、

「お前、やめとけ」

って言う。

で、その気になって断りの電話を入れるが、当時はまだクーリングオフも十分な制度でもなく、電話で押し切られてまたその気になる。

でも、親切な先輩にまた

「ちゃんと断ったか?」

って言われると、また気が変わる。

自分がないんじゃないかと自分が心配になる。

そもそもそんなこと人に言うもんなのかと今では思うけど、嬉しいと自慢しいで言いたくなるんですね。

このクセはなかなか治りませんね。

特に「ホウレンソウしろよ」なんて会社で言われると、ああ良かったんだってまた癖が出る。

これで起きた失敗が、エンジンOH事件です。

社長が、お客様の車の排気ガスが白いなって言い出したところから始まります。

そう、ディーゼルエンジンの排気ガスが白かったんです。

でも調子は良かった。

これが、燃焼室に水が入っているという解説になります。

「それならラジエーターの水が減ってる筈なのにな・・」

って思ったけど、黙っていた。

例によって、

「そうなんかな?」

って、その気になったからであります。

そもそも冬場の朝イチは温度が低く空気中の水分が多いがために排気ガスは白くなることがあります。

冷却水が減っていたとしても、ターボから侵入した水分で白くなることだってある。

が、それでもエンジンのヘッドガスケットが抜けていると自信満々に話す社長・・・

「そんなものなんかいな?」

ってまた納得する。

ずるずるとエンジンを降ろして持ち帰り、オーバーホールをすることになる。

部品を取って、エンジンをバラし始めると、張り切った社長が手伝うと言って加勢のおじさんと総掛かりでやりはじめる。

こうなるとまた僕はどうでも良くなる。

エンジンのボルトは長さが違うものばかりで、容易にどこにどれが入っていたかが分からなくなる。

これを分かるように並べておいても組むことを考えていない人はきちんと並べるんですね。

こうなると組む段になって

「ここのボルトはどれや?」

聞かれても

「お前がバラしたんだろう」

と言われてもさっぱり分からない。

「きちんと分かるようにしてたのに、あんたがバラバラにしたんじゃないか」

って言いたいのにまためんどくさくなって穴の長さを比べながら元のボルトを探していく。

その間にも”手伝う組”がどんどん組んでいくからますますどれがどれか分からなくなって、どうしようもなくなる。

そのうち彼らも組むのが分からなくなるので、また

「これどれや?」

って・・・アホか!ってなる。

こいつらパーやろ!

って思いながらもまだ我慢していると、他の修理依頼が入って出動。

帰ってくると、手伝い組がニコニコしながら、

「組み上げたよ」

って・・・・

横の箱を見ると、ボルトが10本くらい余っているゥ!!!!

「ちゃんと組んだんだんですか?」

って聞いたら、当然のごとく、

「組んだよ!」

さあ帰ろうって帰ろうとする手伝い組。

そこで社長が、

「明日載せようかね」

これで、バラして組み直すという選択肢はなくなりました。

このエンジンは、載せたあとも、ヘッドガスケットからクーラント漏れを起こし、現場で車載状態のまま再度ヘッドガスケット交換をし(持って帰る必要なかったじゃん!)、更にかかりが悪い現象を繰り返し、そのたびに朝5時半出8時現場到着で、着くと同時に「もう直った?」の質問攻めの嵐。

排気ガス、相変わらず白いし。

社長には燃料ホースからエア吸ってるとか、セジメンタ(水抜き)が悪いとかアイディアを出していただいて、部品交換しまくりです。

そのうち先方の工場長に

「部品替えんでエンジンを直せ!」

なんて怒鳴られ、最後は無視されるようになります。

その間にもボルトの抜けがないか色々見てたんですが、当たり前ですがどうにも分からない。

取引停止になったあと、よそがみることになっていたのですが一年半後に外れたコンロッドがエンジンブロックを突き破って”足を出し”ました。

原因はマニュアルの読み違え。

コンロッドのキャップを組む時に、社長がついていて、

「締め付けトルクなんぼや」

「〜Kgf/cmです」

「よし、締めろ」

って、自分で見て黙って締めればいいじゃんっていうのをいちいち指示してくるので慌てて別のエンジンのマニュイアルを見ていた模様。

正しくは、規定の締め付けトルクで締めた後に90度更に締めて、もう90度締めるということでした。

これ、後で分かったんだけど。

ともあれ、ムチャクチャでした。

喧嘩してでもきちんと言って正さなかった僕も悪かった。

お客様にも申し訳ない気持ちでいっぱいです。

そういう事で僕は自分でやらなきゃダメだって結論したのでありました。





















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近年新しい奴隷制度だと問題視されている技能実習生制度ですが、縫製やら農業ではいいのかもしれないけど、職人の世界にまで幅を広げたのは間違いだと思います。

技能実習という名前からして学びに来ているという印象があります。

5年で帰るみたいだし。

自動車の修理って学習しにくく、昔は徒弟制度で教え方も”見て覚えろ”でありました。

板金塗装なんか、最初の数年は「この板を叩いとけ」から始まって、洗車、先輩のエアホース持ちから数年後にやっと現車をあたらせてもらえるかんじ。

感覚を学ぶのに数年かかる。

今は、サービスマニュアルを睨みながら現車に立ち向かう感じ。

電子制御が入ってきているので、スキャンツールや配線図とかも参考にお客様からのヒヤリングをします。

「たまにしか音が出ないんだよね」とか、「この音が気になるんだけど」とか、微妙な故障も多い。

エアバックをあたるときにはバッテリーを外して数十分置いてそれから作業をはじめて・・・

組付けは2周半回してから組み付けないと配線が切れるとか・・

マニュアルに書いてるけど、大抵の初心者は読まない。

周到な準備をしないと思わぬハプニングが起こります。

車の修理は、いろんな車種があるので同じ作業がない。

でも、苦労する割に給料が安いから辞めていく人間も多くて、いつも新人さんが現場にいる感じです。

そこで登場するのが技能実習生なんだと思いますが、お客さんからしたらこれはどうなんだろうと思うんです。

ベテランの修理屋が必要とされているジャンルに技能を覚えるために実習できているという名目の実習生がいて、自分の車を分解整備をする。

やっと仕事を覚える頃に帰国してまた新しい実習生がきて・・・

教えるほうが参ってしまう。

これではお客さんのためにも、社会のためにもならないんじゃないか?

と、僕は思うんです。

やるんなら数十年単位で、日本に帰化してこの業を身に着けようとするぐらいの人でないと、要は、本腰を入れて仕事をする人でないと安心して仕事を任せられないんじゃいだろうか?

仕事とは本来そういうものだと思うんですが、まあいいかげんなところはそのうち淘汰されるんでしょうけど自分は巻き込まれたくない。

実習は学校や教育機関が行うもので、僕は利害、あるいは人の命の関係する実務の場所では行わない方がいいと思うんですね。

帳簿上の計算では企業のお得になるのかもしれませんが、ケチろうとする時点で、そもそもプロの仕事ではなくなります。

まあ、きちんと管理して修理をするところにはお客さんもついてチャンスではあると思います。
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メインポンプが壊れて交換しましたが、これがメチャ重い。

ひとりで来るのではなかったと何度も思ったけど、ここが勘所であります。

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↑これを

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ここに付ける。

ロープで落ちないように吊っといて、徐々にずらし込んでいきます。

最後のスプラインのインは、ポンプのお尻にハンマーを置いて少し浮かして、頭の方は横からバールで少しずつこねこねして、そこそこ入ったらまた上がってお尻を押し込んでスコンと入れる。

クラッチでもなんでも、スプラインってヤツは、入った瞬間がとても嬉しいのです。

(😁)


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先日からかかっていた、バックホーのオイル漏れですが、やっと漏れ場所を特定できました。

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このホースが中のスイベルまで行ってるわけなんですが、ホースが束になってて見えないところでプシュプシュいってました。

手で探って、バールですかしてなんとか特定できました。

逆立ち状態で、スイベル側を外す。

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↑がっつりいってますね。

漏れてるホースが特定できれば、あとは交換で完了です。

これでやっと修理できました。

ありがとうございました。



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PC30MRというコマツのユンボがある。

これのオイル漏れを見て欲しいという依頼であったが、ぼたぼたではないので判別が難しい。

気がついたら濡れ後がある程度の漏れである。

怪しいところを開けてみた。

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多分、この中のどれかである。

セオリーから言えば、濡れている所の一番上が漏れ場所(右から2番めが怪しい)であるが、ホースの場合は勢いよく散ったりするので、なんとも言えない。

全部変えるとホース代と工賃で軽く10万円は超えると思う。

もう少しぼた漏れになるのを待って診断したほうがいいのではないかとなりました。



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長く放置していたトラックのエンジンがかからないとの事で診断しました。

症状は、セルが回らない。

使用をやめるまでは普通だったとの事でしたので、ブラシの摩耗はないとして固着かな?

って思いながら、コンコン叩きながら始動を試みると、かかりました。

でも、一旦止めるとまたセルが回らない。

どのみち外してみないといけませんねって事で、セルを外してみる。

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案の定です。

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おなじみのサワフジですね。

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更に開けると、

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なんか、土みたいなのが詰まってます。

錆びた水滴も入っていました。

更にばらして掃除して・・

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グリスを塗って動きを良くして・・

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何故か端子のネジが無かったんだけど、M10×1.25です。

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で、これで直ったかというと、ピニオンギヤが飛び出さなくてプルインコイルが焼ききれてるんじゃないかという疑惑が生じてこの日の作業は終わりです。

次はマグネットスイッチの検証に入ります。

しかし、なんで土が入ったんだろう?

モグラが巣でも作ったのか??

謎です。

(続く)





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先日、右側の前後進ができなくなった古いユンボの修理を承りました。

よく見てみると、アームも動かない。

操作しながら観察してると、どうやらコントロールバルブ(写真手前)の右半分が機能していません。

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だとすると、右半分に油圧が入ってきてないかリリーフして出っぱなしかということでしょうけど、単純に考えると、ここに油を供給している3連ポンプの1番目の故障が想定できます。

早速、ポンプの頭にある油圧測定用のポートで測ってみると・・・0.2Mpaしか出ていません。

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因みに、2番めは1Mpa、3番めは1.2Mpaほどありました。

古い機種なので整備基準はわかりませんけど、明らかに0.2Mpaではキャタピラは動かせない。

で、ポンプをバラしてみることに。

開けたらこれ。

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ケースの中にはスリーブが転がっていました。

百聞は一見にしかずですね。

自分の格言「修理のときはあれこれ考えるより開けて見てみろ(ただし元に戻せるかは考えて)」です。

開けて壊すこともありますが・・

軸の内側のスリーブが抜けてシールを吸い込んでシールとバックアップリングを壊してしまったようです。

問題は、ポンプが30万円弱って事で、物もあるかどうかということ。

シールだけの設定も無いとの事でした。

こんなん、互換シールもありません。

中古も18万円だそうで、弱ってたらダメ元で聞いてくれた部品屋さんがなんとかシールを取り寄せてくれました。

どうやって取り寄せたのか不思議ですが、蛇の道は蛇ってやつでしょうか・・?

抜けたスリーブも単品供給がないので再利用、入り口を少しだけカシメて抜けないようにしました。

というわけで、なんとか完治できました。

人脈は大切にするべきですね。

ありがたいです。



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さて、今回は油圧シリンダーのオーバーホールです。

オイル漏れをしているのは、フォークリフトのサイドシフトアタッチメントのシリンダーです。

爪が横に動くやつですね。

あまり圧力がいらないので細いです。

ピストンがΦ20mmしかない。

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製造終了製品で純正のシールがないので、現物合わせで探さないといけません。

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まずは、シール屋さんに送って探してもらいます。

スナップリングやOリングはありそうですが、バックアップリングとかダストシールが問題です・・・
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修理の仕事をしてると、「見ないと分からない」というのを思い知らされます。

お客様からの情報で現象は分かるんだけど、そこから原因を探り、どこをどうすれば不具合を取り除けるかを考えると大抵は完了できない。

想像で部品を頼んだりすると、とんでもない無駄が起きてしまします。

サービスマニュアルや過去の経験からその機械のどこが弱いかというのが分かっていれば勝率は高いのだけど、それでも現物を見たら具合が違っていたりする。

そもそも人それぞれ感じ方が違うので、お客様のニュアンスが違うという要素がある。

荒い使い方をしてても壊した本人は言いませんからね。

他の修理屋さんやユーザーさんがいじってて2次災害を引き起こしている事も少なくありません。

そういうわけで、機械を操作して開けてみて調べてみて初めて分かることが修理完了の要素の大半を占める事になります。

1を聞いて10を知るというのは理想だけれど、それは無理。

10を聞いても1しか分からないんじゃないかな?

視覚を抜きにしたヒヤリングでは十分ではない。

修理で言えばそういうことなんだけど、これは人生の色んな所に当てはまることなんじゃないかと思います。

これは人間の脳の構造特性なんでしょうね。

人は見た目が9割なんて本が売れてたみたいですけど、修理も見てからの要素が大半です。

見て、確認して、準備して、取り掛かるときには手順的にはほぼ完了しているという状態でないと思いどおりにはいかないんじゃないかな?

取り掛かってから慌ててるようでは何事も成功はおぼつきませんしね。

人は見た目が9割 (新潮新書)

やっぱり見た目が9割 (新潮新書)


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先日三菱のアイ(HA1W)が異音修理で入りました。

オルタネーターのベアリングが原因だと思ったら、エアコンのコンプレッサーですね。



新品は高いんで、お客様がご自分で中古を手に入れて持ち込んでくれて、それを交換して修理完了です。

部品が高いと、お客様の懐事情によっては値切りの話になります。

高いのは、部品と消費税なんだけど、それが分かってくれないと”ぼったくりだ!”ってなりますね。

工賃を下げると、仕事として成り立たなくなります。

こういう理屈のわかってくれるお客様は非常にありがたいです。

部品持ち込みだと、その部品については自己責任にもなりますしね。

ありがとうございましたー♬








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auのQuaTab02というタブレットPCですが、これが、液晶だけという入手経路がない。

いや、まったくないというわけでもないけど、アリエクスプレスで5000円(47-55ドル)ほど→ここです

ヤフオクではジャンクが送料込みで5000円くらいで手に入る。

同じくらいか・・

急がないお客さんの依頼であれば新品でしょうけど、貼り付けてあるバッテリーを剥がして付け替えるのも面倒だし自分のだったら接着剤でいいやって思って探したら、アマゾンにガラス用接着剤がありました。



タッチパネルにも使えるのかわかりませんが。

早速作業してみました。

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なんだかいい感じですね。

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これで、硬化した後膨らんだ部分をスクレイパーの刃でそぎ落とせばいいのではないかと思います。

固まるのが楽しみ♪

固まった後、スクレイパーの刃で画面を平滑にすると・・

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「おー!」

かなり目立たなくなりました。

うまくヒビの間に接着剤が入ったみたいです♪
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先日湿気で液晶のバックライトの切れたiPhone3GSの液晶パネル交換です。

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乾燥剤で1週間ほど乾かしていたのでもう大丈夫でしょう。

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底のネジを2本外して100均で買った吸盤で上に引っ張る。

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上部の3つのケーブルを引きもがないように注意深く外すと、こうなります。

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新しいパネルと並べて、同じものか比べる。

金属の反射板をグイグイ外して新しい方に取り付ける。

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すだれケーブルが入れにくいけど、注意深く取り付けて元のように組み付けて完了です。

型遅れなんで部品も安くて済みました(在庫処分で送料込みで1200円ぐらい)。

使った工具(再掲)。


AC6088A 38in1特殊ドライバーセット トルクス ヘクスローブ 六角棒 Y型 三角ネジ 五角 ペンタローブ プラス マイナス iphone5 アイフォン ハッピーセット コンパクト

↑これと、100均の壁フックの吸盤。







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修理というほどの事でもないんですけど、先日湿気で壊れたiPhone4Sが復活しました。

症状は、電源が入ってない状態なのにLEDのフラッシュが点灯したままというかんじ。

水分が原因で中のどこかがショートしてるんでしょうね。

ダメもとでネットを探すと、対処法がありましたのでそれを参考に、

まず、電子レンジ禁止。

ドライヤー禁止。

冷蔵庫禁止。

だそうで、じゃあなにがいいかっていうと、乾燥剤がいいとのことで、裏蓋を開けてバッテリーを取り出しティッシュで湿気を拭いてから、おだしのパックに入っていた乾燥剤と一緒にジップロック付きの袋に入れて丸三日ほっといた。

そろそろいいかな?

って事で元通りバッテリーを付けて充電ケーブルを刺すと、なんと、バッテリーの充電マークが出るではないか!

で、充電が完了すると元通り直りました。

この機会にまた中古でiPhone5を買おうかと思ってたけど、必要ないですね。

得した感じです。

一緒に被害に遭ったiPone3GSはバックライトがダメになったみたいで、乾燥しても復帰しなかったのでパネル交換しようと思ってます(↓それまで乾燥されながら待機状態です)。

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分解には日頃から愛用の特殊ドライバーセットが活躍しました。


AC6088A 38in1特殊ドライバーセット トルクス ヘクスローブ 六角棒 Y型 三角ネジ 五角 ペンタローブ プラス マイナス iphone5 アイフォン ハッピーセット コンパクト

一セット揃えておくと便利ですね。



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