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タグ:達観

体力と引き換えにして歳を取ると色々分かることもあって、これは実は若いころからの蓄積の産物であったりする。

その中でも達観した事の一つに、安定と生きがいというものがあります。

安心安定した生活を求めるのは人の常であると思うのですが、同時に「ここではないどこか」に行きたいという欲求がある。

それを転職に求めたり旅行に求めたりするわけですが、行った先でもまた「ここではないどこか」を探し始める。

常に進歩を求めているといえば聞こえはいいけれど、結局は無いものねだりで終わるような気がする。

それは何かという事を考えていたら、何かに向かって動く、努力するという事を求めているのではないかという事に気づく。

とどのつまりは、そこで出るアドレナリンとドーパミンが心地よいだけなんではないだろうか?

ただ単に、その状態を求めてさまよっているのが人間というものなんでしょう。

意図的にこの状態を出せればいいんだけど、これがなかなか難しい。

趣味があれば趣味に没頭し、仕事が好きなら仕事に没入するのが一番手っ取り早いのだけれど、そこに至るまでには時間とお金がかかる。

それが達成される時期というのが歳をとった頃であるのではないだろうか。

若いころから色々好きなことを試して行動できれば最高なんだけど、生活が追いかけてくるようではそうもいきませんしね。

こういう思い込みも無くすほどに脳内ホルモンの出ることに没頭できればいいのでしょうけれどね。

まあ、僕の経験としては、若いうちから運動と読書、そして瞑想の習慣を身に着けるのが一番いいように思います。







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ひすいこたろうさんのこの本。



先の事ばかり考えて、どうしても心配したり計画を立てたり。

それが死によっていきなり奪われることもありうる。

それに気づかなかった。

実感できなかった。

大抵の成功者が経験することに、破産か大病か身近な人の死といったものがあるそうですが、そうした経験を通して明日は無いかもしれないという実感が沸くのでいろんな可能性が見えたり行動が出てくるのかもしれませんね。

本来失うものは何もないのに、何かを守ろうとして息苦しくなります。

何か起きたらその時対処すればいい。

戦後の日本が凄かったわけだ。

で、僕も昨年そういう経験をしたわけなんですけど、なんだかお陰でどうでもよくなった。

そして、今できることはしておこうとか、できることに感動したり。

明日の事も心配しなくていいし、毎日が新鮮なんですね。

すばらしいなあ。

ああ、良かった。







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明日、自分の命がないかもしれない、手足がなくなるかもしれない、仕事がなくなるかもしれない、お金が、家族が、国が・・・

災害や事故で無くなるかもしれない。

これ、どうやら大昔から真実なんですけど、安全安心を望むあまり考えないようにしているのが現代日本人ではないかと思います。

逆に安心してしまうと今与えられているものをありがたく思わなくなります。

「こんなもの」とか、「これぐらい」「そうせ明日もあるからいいや」みたいな感じで、自分も周りも大事に扱わなくなる。

手放したもの、捨てたものが二度と戻ってこないとなると、相当不安になります。

でもそれを認識すると、今の仕事、自分の命、生活、家族を大切に思い、扱い始める。

明日はなくなる恐れがあるから。

時間が経てば今ある物事はいずれ過ぎ去ります。

過重労働から事故にあい、退職で人間関係も刷新されてそろそろ労災も切れるこの時期に感じる心寂しさ。

この時期に達観したことは、命があって良かった、これだけです。

先のことなんてどうでもいい。

良くなるのか悪くなるのかどうせわからない。

今できることだけを今やるだけ。

一度しか無い今この時を味わい、大切に扱うことが人生の幸福につながるんじゃないかと思うようになりました。



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